ノートパソコンを買う上で重要となるのが、予算とどういった用途に使おうと思っているのか。
選ぶ時にポイントとなる主な点は、CPU、メモリ、HDD、光学ドライブ、グラフィック、サウンド、画面のサイズと解像度、OS、重量、製品の質感、サポート体制。
事例を交えて、下記に簡単にまとめてみた。
1.家で使うためのノートパソコン
Lenovo G560(067958J)
CPU:Core i5 450M(2.4GHz)、メモリ:2GB、HDD:500GB、光学ドライブ:DVDマルチドライブ、画面サイズ:15.6インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Home Premium、重量:2.6kg。
販売価格は49,600円~。
価格ゆえ、製品の質感やサポートには期待できない。
OSがWindows 7 Home Premiumの64bit版なので、メモリを2GBから4GBに増やした方が良い(+2,880円)。
3Dの性能が必要な方には厳しいが、家で多くの作業をするには必要十分のスペックを有している。
Lenovo G565(438595J)
CPU:Athlon II Dual-Core P360(2.3GHz)、メモリ:2GB、HDD:250GB、光学ドライブ:DVDマルチドライブ、画面サイズ:15.6インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Home Premium、重量:2.6kg。
販売価格は41,970円~。
価格ゆえ、製品の質感やサポートには期待できない。
上記と同様、OSがWindows 7 Home Premiumの64bit版なので、メモリを2GBから4GBに増やした方が良い(+2,880円)。
CPUがAMDでも構わないのであれば、同等の性能で安いこちらの方をオススメする。
Lenovo G465(438292J)
CPU:Athlon II Dual-Core P340(2.2GHz)、メモリ:1GB、HDD:250GB、光学ドライブ:DVDマルチドライブ、画面サイズ:14インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Home Premium、重量:2.2kg。
販売価格は35,610円~。
価格ゆえ、製品の質感やサポートには期待できない。
OSがWindows 7 Home Premiumの64bit版なので、メモリを1GBから2GBに増やさないと、ソフトウェアを動作する度に重たく感じる(+1,680円~)。
価格最優先で購入するのであれば、最もお買い得感がある。
2.持ち歩くためのノートパソコン
Panasonic Let’s note CF-J9NYABHR
CPU:Core i3 370M(2.4GHz)、メモリ:2GB、HDD:160GB、光学ドライブ:なし、画面サイズ:10.1インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Home Premium、重量:0.97kg。
販売価格は86,000円~。
ただし、DVDマルチドライブは、別途購入する必要がある(Ex.Pioneer DVR-XD09 / +4,399円~)。
軽さとバッテリーの持続時間を優先にする場合、Let’s Noteが最適の選択肢となる。
Lenovo ThinkPad X201(33236BJ)
CPU:Core i5 540M(2.53GHz)、メモリ:2GB、HDD:320GB、光学ドライブ:なし、画面サイズ:12.1インチ (1280×800)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Professional、重量:1.41kg。
販売価格は99,800円~。
ダウングレードされているので、Windows XP Professionalがプリインストールされている。
ただし、DVDマルチドライブは、別途購入する必要がある。
バッテリーの持ち時間よりもタフさやキーボードのタッチ・配置にこだわるのであれば、こちらを選んだ方が良い。
Lenovo IdeaPad U165(091558J)
CPU:Athlon II Neo K325(1.3GHz)、メモリ:2GB、HDD:250GB、光学ドライブ:なし、画面サイズ:11.6インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Home Premium、重量:1.3kg。
販売価格は39,800円~。
ただし、DVDマルチドライブは、別途購入する必要がある。
Intel CPUが採用されたU160(08948SJ)が59,850円~と考えると、同等の性能でありながら、20,050円も安く手に入れられるU165の方がコストパフォーマンスも高い。
Lenovo IdeaPad U150(6909J2J)
CPU:Celeron Dual-Core SU2300(1.2GHz)、メモリ:2GB、HDD:160GB、光学ドライブ:なし、画面サイズ:11.6インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Home Premium、重量:1.35kg。
販売価格は37,800円~。
ただし、DVDマルチドライブは、別途購入する必要がある。
AMD CPUのU165に対して、こちらはIntelが採用されている。
価格差は2,000円しかないので、価格優先ではない限り、U165の方を買った方が後悔せずに済む。
3.オフィススイートがプリインストールされたノートパソコン
Toshiba T350(PT35034ASFR)
CPU:Pentium Dual-Core P6100(2.0GHz)、メモリ:2GB、HDD:320GB、光学ドライブ:DVDマルチドライブ、画面サイズ:15.6インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Home Premium、重量:2.4kg。
オフィススイートとして、Microsoft Office Home and Business 2010が初めからプリインストールされている。
販売価格は56,800円~。
上記のOffice 2010を単品で購入すると、17,000~するので、Word、Excel、Power Pointが必要となる学生が購入するにはピッタリのモデルである。
Toshiba T350(PT35036ASFB)
CPU:Core i5 460M(2.53GHz)、メモリ:4GB、HDD:500GB、光学ドライブ:DVDマルチドライブ、画面サイズ:15.6インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Home Premium、重量:2.4kg。
オフィススイートとして、Microsoft Office Home and Business 2010が初めからプリインストールされている。
販売価格は78,750円~。
CPUにCore i 5が載っているので、長い間使うことができる。
また、外付けのBlu-rayドライブや地デジチューナーを足して楽しむことも可能だ。
Sony VAIO M VPCM129AJ/W
CPU:Atom N470(1.83GHz)、メモリ:1GB、HDD:250GB、光学ドライブ:なし、画面サイズ:10.1インチ (1024×600)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Windows 7 Starter、重量:1.39kg。
オフィススイートとして、Microsoft Office Personal 2010が初めからプリインストールされている。
販売価格は39,800円~。
CPUが非力のAtomなので、価格優先以外、買わない方が良いかもしれない。
リファビッシュPCに別途Office(2007 / 11,000円~)を入れた方が快適に使える。
4.Mac OS Xが載ったノートパソコン
MacBook(MC516J/A)
CPU:Core 2 Duo 2.4GHz、メモリ:2GB、HDD:250GB、光学ドライブ:DVDマルチドライブ、画面サイズ:13.3インチ (1,280×800)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Mac OS X Snow Leopard、重量:2.13kg。
Apple Storeでの販売価格は88,800円。
更に10,080円を足せば、4GBに増やせる。
iPhoneやiPod touchに必須のiTunesとも相性が良い。
もっさり感のあるWindows版iTunesも、Mac OS X上では軽快に動作する。
家で据え置きとしつつ、持ち歩きたい方に合ったサイズと性能を有している。
MacBook Air(MC505J/A)
CPU:Core 2 Duo 1.4GHz、メモリ:2GB、フラッシュストレージ:64GB、光学ドライブ:なし、画面サイズ:11.6インチ (1366×768)、グラフィック・サウンド:オンボード、OS:Mac OS X Snow Leopard、重量:1.06kg。
Apple Storeでの販売価格は88,800円。
更に10,080円を足せば、4GBに増やせる。
iPhoneやiPod touchに必須のiTunesとも相性が良い。
Mac OS X上では、iTunesも軽快に動作する。
ただし、DVDマルチドライブは、別途購入する必要がある。
長時間の使用と持ち歩きに適している。
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