Lenovo ThinkPad Edge E430-しばらく使ってみての感想-

 

およそ5年5ヶ月ぶりにノートパソコンを新調した。

搭載されているCPU (Intel Core i7 3612QM 2.1GHz / 4core)、RAM (8GB / PC3-12800 / Dual Channel)、HDDの容量 (500GB / 5400rpm)、キャッシュ使用としてのSSD (16GB)、グラフィックス機能 (Intel HD Graphics 4000)についての不満はない。

前まで使っていたSony VGN-SZ93Sと比べると、CPU (Intel Core 2 Duo T7200 2.0GHz)、RAM (2GB / PC2-533 / Dual Channel)、HDD (160GB)、グラフィックス機能 (Intel Graphics Media Accelerator 950)全てにおいて、性能向上が図られた。

 

内蔵スピーカーの性能が思っていた以上に良くてビックリした。

5年前の機種とはいえ、当時26万円以上したSZ93Sよりも高音質だったことには驚いた。

E430に搭載されている「Dolby Advanced Audio v2」の効果も現れているのだろうか。

ヘッドホン端子(マイクとイヤホンのコンボ端子)にUltrasone HFI-450を繋いでFLACファイルを再生、音質の確認を行ってみた (OutputはWASAPIを使用)。

SZ93Sに見劣りしない音質だった。

PCオーディオの再生プレーヤーとしても十分利用可能だ。

 

さすがThinkPad、廉価版のEdgeシリーズでもキーボードは打ちやすい。

同サイズのIdeaPadと異なり、キーの大きさが極端に小さな部分もない。

また、キーの位置も変則的な部分がほとんどない(BIOSの設定で変更できる)ので、打ち間違いもしにくい。

アイソレーションキーボード(浮石キーボードの方が分かりやすい…)を所有するのは初めてだが、SZ93Sよりも掃除しやすくなった。

これまでは、埃やゴミがキーとキーの間に入ってしまった場合、エアーダスターを使ってもなかなか取れにくかった。

 

タッチパッドの使い勝手は、まあまあかな。

ただ、細かい作業をする時は、マウスやトラックパッドを繋いだ方が作業しやすい。

だだし、ページスクロールを行う時は、トラックポイント+クリックボタン (中央)の方が圧倒的に使いやすく感じた。

セキュリティや生産性を向上させるためのツールとして、「Lenovo Solutions for Small Business」がプリインストールされている。

私自身は、エナジーセーバー (電源制御)機能を利用し、バッテリーが劣化しにくいように努めている。

 

欠点としては、今まで使っていたパソコンとは、「Fn」キーと「Ctrl」キーの位置が逆だったこともあり、非常に使いづらかった。

そこで、BIOSで「キーボード ショートカット」と「Fn」キーの機能を入れ替え、SZ93Sと同様、標準的な位置に設定した。

また、「Fn」キーの機能が優先になっているが、常日頃からF7とF10を多用する者としては、不便で仕方がなかった。

そこで、同じくBIOSで「キーボード ショートカット」と「Fn」キーの機能を入れ替え、SZ93Sと同様、標準的な機能に設定した。

物理的なボタンが電源ボタンしかないのはシンプルで気に入っているが、インジケータ(特にHDDへのアクセスに関するもの)がないのは結構困る。

そこで、「Free HDD LED」 (フリーソフト)を使って機能を補完している。

オンボードのサウンドが「Conexant 20671」なので、Realtekのようにステレオミキサー (隠し機能)が使えないのは残念な点だ。

そこで、Behringer XENYX 302USBを購入し、302USBを使って音声の録音やミキシングなどをするようにしている。

 

外見で気になった点は、液晶のベゼル (内側のフレーム)とキーボードのモールドパネル (キーの底)がプラスチック素材でも光沢のある素材が使われていることだ。

長い間きれいな状態に保つには、出来るだけ目立つ傷が付かないよう丁寧に扱う必要がある。

天板やパームレストなどの素材がアルミ (ヘアライン加工あり)ゆえに、プラスチック素材よりも指紋や汚れが付きやすいのは、SZ93Sで経験済み。

ある程度は仕方がないと割り切って、OAウェットティッシュでこまめに掃除するようにしている。

 

結論としては、メインパソコンとして十分使える性能を有している。

しかも、手荷物でぎりぎり持ち歩ける重さだ。

パソコンの起動および終了時間は格段に早くなったし、動画再生時にパソコンの動きが挙動不審することもなくなった。

CPUに負荷の掛かる作業を行っても、パームレストはほんのり温かい程度だし、ファンも相当負荷のある作業でない限り、静音を保っている。

DVDマルチドライブの再生音も静かで、DVDを見たり、CDで音楽を聞いたりする時も気にならない。

これまで、メインパソコンはデスクトップ (Lenovo ThinkCentre M55 Tower)を使っていたが、E430を導入してからは、普段の日常作業は全てこちらに移行した。

 

余談だが、少し前までCPUの性能がCore i7-3632QM (2.2GHz)に上がっても、価格据え置き (54,810円~)で販売されていたが、昨日販売価格を確認したところ57,900円~、先ほど確認したら70,980円~に値上げしていた(Windows 8選択時)。

※Windows 7 Home Premium選択時は60,900円~

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