先日まで、North Flat Japan (NFJ) FX-AUDIO-DAC-X6JをMac miniにつないで使っていた。
しかし、Windows 10環境のiFI nano iDSDと比較して、27,000円(当時の購入額)と8,980円のDAC本体の価格を差し引いたとしても、音質に性能差がありすぎる。
そこで、オーディオケーブルやUSBケーブルを変えるなど、音質改善を試みることにした。
関連記事:DAC-X6Jのレビューと購入のいきさつ
3月1日 追記
2月18日、iFI nano iDSDのライトバージョンにあたるnano iDSD LEが発売されていた。
価格は17,280円(税抜きだと16,000円)。
DAC-X6J
オーディオケーブルの交換
はじめは、現在つないでいるオーディオケーブルが悪いのではないかと疑った。
現在使っているインターコネクトケーブルは、Audioquest Alpha-Snake 1.5m。
そこで、試しにnano iDSDで使っているChord CRIMSON 1.0mをつないでみた。
しかし、音質は改善されなかった。
※Alpha-Snakeは2,500円(当時)、Chord CRIMSONは5,000円(現地UK価格、当時)
USBケーブルの交換
次に、現在つないでいるUSBケーブルが悪いのではないかと疑った。
現在使っているUSB 2.0ケーブルは、Amazon ベーシック 7HUA 1.8m。
そこで、試しにnano iDSDで使っているBelkin F3U133-06-GLD 1.8mをつないでみた。
しかし、それでも音質は改善されなかった。
※Amazon ベーシック 7HUAは500円(当時)、Belkin F3U133-06-GLDは1,700円(当時)
CDプレーヤー+DAC-X6J
そう言えば、オーディオPC以外にもCDプレーヤーにつないでいることを思い出した。
現在使っているCDプレーヤーは、Sony BDP-S6500というユニバーサルプレーヤー。
※本来は、Blu-rayやDVDを再生するのがメインのAV機器だが…
BDP-S6500にポータブルHDDをつないで同じ曲を掛けてみたが、何の不満も感じなかった。
※Sony BDP-S6500は16,000円(当時)で入手
USB DACの交換
最後に、現在つないでいるDAC-X6JのUSB DACの性能が良くないのではないかと疑った。
DAC-X6Jで使われているUSB DAC部分のチップは、VIA Envy VT1630A (24bit/96kHz)。
そこで、最近は活躍の場がなかったSteinberg (Yamaha) UR22をつないでみた。
価格による性能差を差し引いても、DAC-X6JよりもUR22の方がクリアな音だった。
少なくとも、曲を聴いていて音質が悪いという違和感を感じることはなくなった。
※Steinberg UR22は15,220円(当時)で入手
結論
初めは、オーディオケーブルやUSBケーブルが安物だから音が悪いのかなと思っていた。
しかし、同じDACとオーディオケーブルを使い、CDプレーヤー経由でHDD内のFLACファイルを再生したら、音に透明感があり、BGMで曲を掛けていても不満を感じなかった。
そうなると、DAC-X6JのUSB チップが、nano iDSDはもちろん、UR22よりも劣っているからではないかという仮説が立った。
DACとして使うのであれば高性能で良いが、USB DACとしては不満が残る結果となった。
Mac mini Late 2012につなぐUSB DACは、上記の結果、DAC-X6JからUR22に変更。
その後、UR22で使うオーディオケーブルをOyaide QAC-202 RR 1.0m、USBケーブルを純正品からAmazon ベーシック 7HUA 1.8mに変えた。
※QAC-202 RR 1.0mは4,500円(当時)で入手、導体とシールドにLC-OFCカンタムを使用
※UR22側は、RCAピンプラグから標準プラグに変換するため、朝日電器 Elpa PA-112を接続
なお、DAC-X6Jのオーディオケーブルは、引き続きAlpha-Snake 1.5mを使うことにした。
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