今回は、PCオーディオ環境を整える上での総予算が30万円であると想定し、そのうちオーディオPCに10万円(オーディオデバイスを含む)割り当てることを前提に話を進めることにしよう。
2017年3月3日 追記
現行モデルのオーディオ機器を使ったシステムの組み合わせは、以下の記事を参照。
関連記事:iFI nano iDSD LEとプリメインアンプ+スピーカー組み合わせ [5万円以下]
関連記事:iFI micro iDSD Black Labelとアンプ+スピーカー組み合わせ [10万円以下]
PCオーディオ
オーディオ コンポーネント
パソコン (デスクトップ)
Apple Mac mini [MC815J/A] [MC816J/A] [MC936J/A] (52,800円~)
Epson Direct ST150E (53,550円~)
Onkyo DP312-LT1 (62,800円~)
USB DAC
JAVS nano/S (8,400円)
Nuforce Icon uDAC2 (13,900円~)
Audinst HUD-mx1 (17,480円~)
Pro-Ject Audio USB Box F (21,000円~)
Styleaudio CARAT-RUBY2 (24,800円)
Firestone SpitFire MKII (30,280円)
Pro-Ject Audio DAC Box USB (31,900円~)
Styleaudio CARAT-TOPAZ Signature (34,800円)
Audiotrak DR.DAC2 DX (37,450円~)
Hegel HD2 (42,000円~)
Musical Fidelity V-DAC (45,800円~)
Windows OSにこだわりがなければ、Mac miniをオススメする。
OSがCore Audio (ASIOやWASAPIと同じ機能)によるオーディオ出力に対応している上、オーディオライン出力 (デジタル)がついており、iTunesがWindows版と違って快適に使用できる。
なお、FLACは、Mac OS Xでは「Cog」や「Play」を使えば再生できる。
さらに、Windows PCではなかなか見かけないFireWire800 (IEEE1394)も載っているので、Presonus FireStudio Mobile (29,800円~)やM-AUDIO ProFire 610(37,800円~)などDTM機器はもちろん、今回のテーマとしては予算オーバーになるが、RME Fireface 400 (115,980円~)やApogee ensemble (188,000円~)など業務用機器を使うこともできる。
3種類のMacMiniのラインナップから目的別に選ぶとすれば、音楽のみを再生するのであればMC815J/A ( Core i5 2.3GHz / 52,800円)、Blu-rayやDVDの再生も考えているのであればMC816J/A (Core i5 2.5GHz / 68,800円)、CPUのパワーを活かした再生を行いたいのであればMC936J/A (Core i7 2.0GHz / 88,800円)を購入すれば良い。
オススメのオーディオシステム
組み合わせ例
Mac mini + USB DAC
MC815J/A + nano/S (61,200円~)
MC815J/A + Icon uDAC2 (66,700円~)
MC815J/A + HUD-mx1 (70,280円~)
MC815J/A + USB Box F (73,800円~)
MC815J/A + CARAT-RUBY2 (77,600円)
MC815J/A + SpitFire MKII (83,080円)
MC815J/A + DAC Box USB (84,700円~)
MC815J/A + CARAT-TOPAZ Signature (87,600円)
MC815J/A + DR.DAC2 DX (90,250円~)
MC815J/A + HD2 (94,800円~)
MC815J/A + V-DAC (98,600円~)
MC815J/A + FireStudio Mobile (82,600円~)
MC815J/A + ProFire 610 (90,600円~)
もし私自身が購入するとすれば、「MC815J/A + CARAT-TOPAZ Signature」の組み合わせかな。
CARAT-TOPAZ Signatureの深みのある音が好みだから(以前の記事を参照)というのが主な理由。
関連記事:Styleaudio CARAT-TOPAZ Signatureを堪能してきた
MC815J/Aには、メモリを2GB追加(合計4GB)した上で、10万円のうち残った予算は、外付けHDD (Western Digital WDBAAU0020HBK (7,910円~))かDACとプリメインアンプの間をつなぐインターコネクトケーブル(数千円足してChord COBRA PLUS (17,850円))の購入に充てる。
DAC (オーディオデバイス)にのみ予算を目いっぱい使って選ぶのであれば、HD2かV-DACかな。
HD2は、以前にRefino&Anheloの店頭で試聴したHegel H1 (プリメインアンプ)の音が結構気に入ったから。
V-DACは、以前にダイナミックオーディオの店頭で試聴したMusical Fidelity A3.2 (プリメインアンプ)の音が好みだったから。
MC936J/Aは、nano/Sとの組み合わせも考えられるが、プリメインアンプにDAC入力機能のある製品 (Onkyo A-7VLや同 A-5VLなど)を選ぶのも手だと思う。
Windows PC + USB DAC
ST150E + nano/S (61,950円~)
ST150E + Icon uDAC2 (67,450円~)
ST150E + HUD-mx1 (71,030円~)
ST150E + USB Box F (74,550円~)
ST150E + CARAT-RUBY2 (78,350円~)
ST150E + SpitFire MKII (83,830円~)
ST150E + DAC Box USB (85,450円~)
ST150E + CARAT-TOPAZ Signature (88,350円~)
ST150E + DR.DAC2 DX (91,000円~)
ST150E + HD2 (95,550円~)
ST150E + V-DAC (99,350円~)
Windows OSが良ければ、ST150EやDP312-LT1を選ぶことになる。
例えば、CPUのパワーをフル活用したFrieve Audioでの音楽再生であれば、ST150EはIntel Celeron P4600 2.0GHz~同 Core i7-640M 2.8GHzまで予算に応じてBTOで幅広くスペックを変更できるので、期待に添えてくれる。
最も安い構成時でも、CPUがシングルコアではなくデュアルコアというのは非常に魅力的だし、待機時の動作音が約22dbというのも、音楽再生専用機を選ぶ条件として重要になる。
また、31日に発売予定の「Pure Read+」 (原音再生 / Windows専用)に対応したPioneer DVR-XD10J (5,980円)を接続して機能を活かせる。
DP312-LT1の場合、テレビチューナーとラジオチューナーを内蔵しているので、地上デジタル放送を見たり又は録画したり、FM/AMラジオを聴いたり又は録音したりするなど、AV機器としても活用できる。
ラジオは、Radikoのサービス圏内であれば、ネット回線を通じて聴くことができるが…。
両方ともWindows 7がプリインストールされているので、WASAPIによるオーディオ出力が可能だ。
その他に、今回のテーマでは予算オーバーとなるが、OLIOSPEC canarino 1(139,800円)といった音楽専用静音パソコンも存在する。
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