ようやく、我が家にもデジタルアンプが導入されてから、およそ1カ月が過ぎた。
今回買ったのは、Onkyo A-7VLやPioneer A-50といったオーディオメーカーの製品ではなく、いわゆる中華アンプと呼ばれている製品。
その中で、最もコストパフォーマンスの高いLepai LP-2020A+ 2014年モデル (当時3,680円、12V 5AのACアダプターを含む)を購入した。
もちろん、LP-2020A+の特徴である「Tripath TA2020-020」(D級デジタルアンプIC)が使われている。
また、初期のモデルに比べて、2014年モデルはポップノイズ保護機能が強化されているので、安心して扱える。
消費電力が3W以下と、エコの観点から見ても優秀である。
LP-2020A+を買った理由は、Onkyoのミニコンポと組み合せたサブシステムのKenwood LSF-777から聞こえてくる音に不満を持ったからだ。
Amplifier:Lepai LP-2020A+
Speaker:Kenwood LSF-777
実際に聴いてみての感想は、以下の通り。
デジタルアンプと言えば、OnkyoのアンプとKEFのスピーカーの組み合せで、曲を聴いていても高音域がツンツンしていて、耳が痛くて楽しめなかった印象が長い間残っていた。
今回、LP-2020A+の音を聴いて、音がなめらかで心地よかったので、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。
聴かず嫌いは良くないなと少し反省した。
音ははっきりクッキリの現代サウンド。
LSF-777の低音域は、ゆるいこと(大らか)で知られているが、しっかり制動しているし、中音域もボーカルは必要以上に膨らんでいないし、高音域もしっかりと伸びている。
楽器の音も、細かいところまでしっかりと表現されている。
ボーカルの余韻もしっかり感じられる。
メインで使っていた当時、Pioneer A-UK3と組み合せていた時は、音が寝ぼけていた感じで少し好みに合わなかったので、数年前にメインスピーカーをDali ZENSOR1に買い替えた。
けれども、今回LSF-777とLP-2020A+を組み合せたら、音のトーンが明るくなって、私好みの音になった。
あらためてLSF-777の良さとポテンシャルの高さを実感した。
落ち着いた(根暗な)音のスピーカーには、デジタルアンプのようなクリアで解像度の高い現代サウンドとの組み合せが合う。
大音量はもちろん、小音量でもしっかり楽しめる。
ハイスピードの打ち込み曲でもノリノリだった。
正直、3,680円でこれだけ表現できれば必要十分だ。
余談だが、在庫がなくならないうちに追加注文した。
3,890円と若干値上げしていたが、それでも十分価値のあるデジタルアンプだ。
LP-2020A+と言えば、厳選したオーディオパーツを使って高音質を目指したカスタマイズ製品「NFJストア別注モデル」が有名である。
YouTubeでTourbillonCafe(アンソニーさん)が詳しく取り上げている。
上記のYouTube動画でアンソニーさんが鳴らしているスピーカーはKenwood LS-VH7。
LSF-777は、LS-VH7よりも1db低い84dbなので少々不安があった。
私もVH7PCが投げ売りされた2002年、秋葉原にて新品で買って一時期持っていたが、残念ながらだいぶ前に手放した。
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