私の使っている液晶ディスプレイは、Nec LCD2690WUXi2-BK。
当時、目に優しいIPS液晶パネルを使った数少ないワイド液晶モニターで、NTT-X storeにて128,000円で購入した。
LCD2690WUXi2-BKについてだが、1年前から徐々に電源ボタンの調子が悪くなって来て、最近では強く押さないと電源のON/OFFがしなくなった。
INPUTボタンもMENUなどその他のボタンに比べて押しづらくなって来た。
今年の3月で3年保証が切れてしまうので、その前に不具合を直すことにした。
早速、箱の中から説明書の入っている袋を取り出し、納品書・保証書シールとメーカー保証書を準備して、個人ユーザの修理受付窓口となる121コンタクトセンター (0120-977-121 / 03-6670-6000)に電話した。
修理についてだが、この機種は出張修理のみ行なっていて、修理代は現地に来る担当者によってひと通り状態を見てから決まるとのこと。
もし修理する場合、安いパーツでも5,000円かかり、その場でキャンセルしても、診断料が5,250円取られることなどの説明があった。
なお、保証期間を過ぎてしまうと、出張費も別途8,000円かかる。
次に、同日別の電話にて、郵便番号と住所、氏名の漢字確認とTEL番号の再確認を行った。
後日、拠点先(北海道日興電気通信、電話ではNECサービスセンターと言っていた)から修理日打ち合わせの電話があった。
個人の修理は、梱包が大変なので、出張のみ行なっているらしい(修理担当者曰く)。
液晶モニタは、パーツさえ手に入れられて、ハンダコテがある程度使うことができれば、簡単に直るらしい。
この製品の場合、カバーを取るのが最も大変らしく、しかも変な方向に力を入れると前面のフレームが簡単に割れてしまうので、ギターピックのようなもので丁寧に開けていた。
ただし、メイン基盤を交換して修理する場合、機器と専用のプログラムが必要になるので、拠点(サービスセンター)でしか修理できない。
スイッチ基盤やメイン基盤を交換するくらいであれば買うより安いが、液晶パネルを変える場合、新しい製品に買い替えた方が安く済むとのこと。
もし今後大掛かりな修理になってしまった時は、5年保証のつくNanao SX2462W-HXBK (78,700円~)かNec LCD-PA241W(BK) (78,990円~)の後継機種でも買おうかな。
私の住んでいる地域で、今まで個人でこのモニタを修理した人は、私で4人目らしい。
裏メニューのやり方を忘れていたので、ダメ元で教えてもらおうと聞いたら『教えられない』とのことだったので、後にネットで調べた。
「INPUTを押しながら電源スイッチを押す」とのことだが、『そういえばそんな手順だったなぁ』と思った。
液晶モニタ以外に、プリンタにも裏メニューが存在するらしい。
ボタンを強く押さないと電源がつかない症状だったが、スイッチボードの交換のみで済んだので、しばらく使えないようなことがなくてホッとした。
作業にかかった時間は、およそ1時間。
修理の実質時間は40分前後。INPUTの症状も直り、どのボタンを軽く押しても反応するようになった。
これまでは、節電のために(LEDバックライトではないので、通常動作時は111W消費する)、席を離れる時にちょくちょくスイッチをOFFにしていた。
今後は、OS(Windows)の設定でモニタの電源が消えるようにし(スタンバイモード)、電源スイッチは長時間席を離れる時のみOFFにして、できるだけ故障せずに長く使えるような工夫をすることにした。
余談だが、電源ボタン(スイッチ)を含むボタン周りに関しては、家族パソコンで使っているMitsubishiの液晶モニタの方が丈夫に出来ている気がする。
液晶モニタの手入れ方法(乾いたメガネ拭きではなかなか取れない汚れについて)についても相談したが、彼のこれまでの経験から、サンワサプライ CD-WT4H20 (509円、大判タイプ)が良いとのアドバイスを頂いた。
最後に、実際にそれを使って拭いていたが、これまで落ちにくかった汚れも綺麗かつ簡単に取れていた。
早速amazonで商品を検索したところ、20枚と80枚入が同じ価格で売っていたので、お得なCD-WT4N (509円)の方を買うことにした。
現場にて分からないことがあったので、後から調べてその日に折り返し電話も頂いた。
巷では、Necのサポートは総じて良くない(修理代やパーツ代が高い、対応が悪いなど)と言われているが、今回のサポート対応には非常に満足している。
ありがとうございました。
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