Sotec HDC-1LをWindows Xp Home Edition(32Bit)からWindows 7 Home Premium(64Bit)にアップグレードして1ヶ月が経過した。
HDC-1Lは、Windows Xpでも十分使えるが、WASAPIによる音声出力を利用したかったので、思い切ってWindows 7をインストールすることにした(※1)。
だた、もし「藤本健のDigital Audio Laboratory」では実験に成功している、HDC-1L Audioによるfoobar2000+ASIO4ALLによるASIO化が同様に出来れていれば、今もきっとWindows Xpのままだっただろう(※2)。
色々と試してみたが、私の環境では上手く行かなかった。
WASAPIによる音声出力は、初めからWindows VistaがインストールされているSony VGN-SZ93Sで既に体験していたので、導入するに当たっての不安はなかった。
また、OSを32Bitではなく64Bitに選んだ理由は、ERI(管理人:すちゃらか博士さん)にWindows 7 64Bit環境での音楽再生の方が良いという記述があったからである。
実際に、foobar2000にてDSとWASAPIに音声出力を変えて同じ曲を掛けてみたが、解像度・音場感・音の深み・分解能・音の立体感など違いをすぐに感じ取れた(※3)。
正直、WASAPIで一度聴いてしまうと、DSでの再生にはもう戻れない。
ただ、foobar2000+WASAPIでALACやMP3ファイルを再生すると時たまノイズが乗っているのが聞こえてくる(※4)。
DSに音声出力を変更したらノイズは聞こえないし、Sound Player Lilith for Unicode OSs(uLilith)を使った同じWASAPIでの音声出力によるMP3再生でも聞こえない。
早期にfoobar2000のWASAPIプラグイン(WASAPI output)の改善を行い、ノイズがなくなって欲しいと願っている。
※1.Windows Audio Session APIの略。ASIOやMac OS XでのCore Audioと同様、音質悪化の要因となるWindowsのカーネルミキサーをパススルーした低いレイテンシーでの入出力が可能。
※2.オンキヨーのオーディオネットトップPC「HDC-1L」~価格を抑えた新モデル。リモコンでiTunes操作も可能~(第353回)
※3.Direct Soundの略。一般的な音声出力はこのことを指す。
音質が悪くなる要因のWindowsのカーネルミキサーを利用するため、それをパススルーするWASAPIと比べた場合、音質は良くない。
※4.可逆圧縮方式のオーディオコーデック、Apple Losslessの略。
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