今回は、価格が手頃でありながら満足感を得られると評判になっているコストパフォーマンスの高いインターコネクトケーブルの1つ、Chord CRIMSONについて取り上げようと思う。
本国の英国でも、「WHAT Hi-Fi? SOUND&VISION」にて★★★★★の最高評価を獲得している、評価の高いケーブルだ。
なお、比較対象となるケーブルは、Audioquest Alpha-Snakeである。
1.進化した点
- 低音域から高音域までワイドレンジに聞こえるようになった
- 解像度が上がることによってクリアな感じになり、スピード感も増した
- 音場感と音の深みが増し、余韻がしっかり表現されるようになった
- 細かい音が聞こえるようになり、吐息や息つぎも分かるようになった
- 分解能が良くなり、音がベールに覆われている感じがなくなった
- 音の自然さが増し、音楽を聴いていると、ついつい時間を忘れてしまう
- 定位がしっかりするようになり、スピーカーから伝わる情報量も増えた
- ピアノやバイオリンの音が生々しくなり、また音の立体感が増した
- ヴォーカルが前に出るようになり、はっきりくっきりするようになった
2.後退した点
- 艶やコクが少し薄くなった(適度にはある)
以前に購入したZonotone Silver Meister AC-1001も非常にコストパフォーマンスの高いインターコネクトケーブルであった。
CRIMSONはそれよりも遥かに私を満足させるケーブルだった。
本来は、今使っているスピーカーケーブルと同じメーカーで、ロングセラー製品(27年)のvan den Hul D-102 III HYBRID (VH-102HYB-10W)を導入する予定だった。
今回は、CRIMSONを導入したが、絶妙な音のバランスが取れたので、むしろ良かったのかもしれない。
D-102 III HYBRIDが未だ気にならないと言えば嘘になるが、しばらくインターコネクトケーブル探しの旅を控えようと思う。
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