Audiotrak PRODIGY HD2 ADVANCE-ASIO対応してみた-

 

Audiotrak PRODIGY HD2 ADVANCEのEEPROMを書き換えて、ネイティブASIO化してみた。

準備するものは、(1) CD用EEPROM(FD用)、(2) E-WDMドライバ(機能がシンプルなVer.1.08)、(3) 未使用のCD-R、(4) ISOイメージを焼き付けられるソフト( ImgBurnかんべなど)。

手順は、以下の通りとなる。

 

1.EEPROMをあらかじめ準備したCD-Rに焼きつける

2.電源を落として、サウンドカードを取り出す

3.ボードの真ん中辺りにあるジャンパーピンをジャンパーブロックで両方ともショートさせ(デフォルトでは、右側のみショートしている)、再度元の場所にセットする

4.パソコンのBIOSでCDブートを最優先に設定しておいた後、1.のCD-Rを入れて、パソコンを起動する

5.「Microsoft Windows Startup Menu」と表示されたら、タイマーが0になる前にF5(またはShift+F5)をクリックする

6.「a:¥」と表示されたら、「cd HD2EWDM」と入力し、Enterをクリックする

7.「a:¥HD2EWDM」と表示されたら、「EEPRWA.EXE」とし、Enterをクリックする

8.最後に「PASS」と表示されれば、EEPROMの書き換えは成功となる

9.トレーからCD-Rを取り出した後、パソコンを再起動する

10.「_drv_pdhd2_3264_00978.zip」を適切な場所に解凍する

11.OSが32bitの場合はwin32フォルダの「UnInstall_32.exe」、OSが64bitの場合はx64フォルダの「UnInstall_64.exe」をクリックし、「Uninstall」を実行する

12.パソコンを再起動する

13.再起動した後、UnInstall_32.exeかUnInstall_64.exeをクリックし、「Update」を実行する

14.「Controller」「Audio」「QSound」の順にドライバーがインストールされる

 

なお、元に戻す方法も記しておく。

準備するものは、EEPROMを焼きつけたCD-Rとドライバ(Envy24_Family_DriverV550A.zip

 

1.EEPROMを焼きつけたCD-Rを入れて、パソコンを起動する

2.「Microsoft Windows Startup Menu」と表示されたら、タイマーが0になる前に「2.EEPROM for VIA Reference Driver」を選ぶ

3.最後に「PASS」と表示されれば、EEPROMの書き換えは成功となる

4.電源を一度落とした後、サウンドカードを取り出し、真ん中にあるジャンパーピンを右側だけショートさせる

5.再度元の場所にセットし、電源を入れる

6.ドライバを解凍し、「Envy24_Family_DriverV550A.exe」を実行する

 

私の場合、EEPROMを書き換えてASIO化しても、foobar2000Sound Player LilithでFLACファイルが再生できなかった。

また、ASIOに対応していないソフトで再生した音も、オンボードサウンド以外から聞こえなくなってしまったので、EEPROMを元の状態に戻した。

 

今回、ネイティブASIO化での実用は叶わなかったが、オペアンプを変更した(バッファ段のOPA2134はLT1364へ、利得段のOPA2604はそのまま)PRODIGY HD2 ADVANCEの音は気に入っているので、その他のサウンドカードなどには載せ替えず、引き続き使い続けようと思っている。

WASAPIの使えるWindows 7やCore Audioの使えるMac OS Xの環境に移行しない限り、もうしばらくは、「ASIO4ALL」(ASIO非対応のオーディオインターフェースでもASIO出力ができるソフト)との付き合いが続きそうだ。

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