節電時代の生活-液晶テレビの選び方-

 

7月24日の地上デジタル放送の完全移行まで一ヶ月近くになった。

さらに、東日本大震災の影響で、東北・関東・中部・関西・九州地方では節電を意識して生活をしなければならない。

そこで、どんな液晶テレビが省エネなのか、条件を踏まえた上で、ピックアップすることにする。

 

以前の記事で、IPSαパネル+エコナビの組み合わせたPanasonic製のVIERAシリーズが年間消費電力量が少なく、かつコストパフォーマンスが高い液晶テレビであると記した。

今年になって、LEDバックライトの搭載した安価モデルが発売された。

昨年のラインナップにもいくつか採用したモデルがあったが、基本的に高付加価値モデルか液晶サイズの小さなモデルに搭載されていたので、消費電力とLEDモデルか否かの価格を比較しても、当時はまだ割高だった。

 

年間消費電力量は、LED搭載により、32インチモデルで69kWh(TH-L32C2)から42kWh(TH-L32C3)へと約4割カット、37インチモデルで110Wh(TH-L37S2)から76kWh(TH-L37C3)へと約3割カットされている。

今年発売した42インチモデル(TH-L42G3)でも90kWhである。

参考として、他社の同価格帯のモデルの消費電力を記すと、Toshiba 32A2(K)(41,900円~)が62kWh、Sony KDL-40EX500(54,200円~)が136kWh、同 KDL-40EX720(85,970円~)が123kWhである。

37インチモデルの場合、TH-L37C3よりもHitachi L37-H07(B)(79,230円~)の方が69kWhと消費電力は少ないが、価格差を考えると、コストパフォーマンスではTH-L37C3に軍配が上がる。

なお、42インチモデルのHitachi L42-XP07(122,980円~)は101kWhである。

 

昨年私が購入したTH-L37G2は98kWhだったので、現行の42インチモデルでも節電に貢献することができると、上記の数値から浮かび上がってくる。

価格もTH-L32C3が44,700円~、TH-L37C3が57,100円~、TH-L42G3が87,300円~から購入することができる。

録画機能が必要であれば、外付けHDDを追加できるTH-L32X3-K(48,600円~)、1TBのHDDを内蔵したTH-L32R3(74,000円~)やTH-L37R3(88,400円~)がある。

年間消費電力量は、TH-L32X3-Kで43kWh、TH-L32R3で60kWh、TH-L37R3で98kWhとなる。

TH-L37R3は、TH-L37G2と同等の消費電力で録画までできてしまうスグレモノだ。

なお、3D機能が必要であれば、TH-L32DT3(111,280円~)とTH-L37DT3(127,000円~)がある。

年間消費電力量は、TH-L32DT3が86kWh、TH-L37DT3が101kWhである。

 

節電以外にも、IPSパネルを使っていることにより、広い視野角(178度/178度)を享受することができる。

また、国内で製造されているのはもちろん、採用されているIPSαパネルも国産品である。

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