実際に、どれくらい予算があれば半自作機が組めるのか見てみよう。
1.パーツから組んだ場合 【参考】
CPU:AMD Athlon II X2 Dual-Core 240e (5,570円~)
メモリ:Corsair CMX4GX3M2B2000C9 4GB (5,110円~)
マザーボード:ASRock 870iCafe R2.0 (7,470円~)
ハードディスク:HGST 0S02601 (4,970円~)
光学ドライブ:TSST SH-S223C (2,360円~)
グラフィック:MSI R5450-MD512D3H LP ECO (3,810円~)
サウンド:オンボード
ネットワーク:オンボード
電源ユニット:Gigabyte GE-N500A-C2 (3,770円~)
ケース:IN WIN IW-EM002/WOPS (3,870円~)
OS:Microsoft Windows 7 Home Edition 64bit (10,500円~)
合計 47,430円
2.hp ProLiant ML110 G6 (22,980円)をベースに組んだ場合
CPU:Intel Core i3-530
メモリ:Corsair CMX4GX3M2A1333C8 4GB (4,505円~)
マザーボード:Intel 3420
ハードディスク:160GB
ハードディスク:HGST 0S02601 1TB (4,970円~)
光学ドライブ:DVD-ROM
光学ドライブ:TSST SH-S223C (2,360円~)
グラフィック:MSI R5450-MD512D3H LP ECO(3,810円~)
サウンド:なし
ネットワーク:オンボード
電源ユニット:400W
ケース:ミニタワー
OS:Microsoft Windows 7 Home Edition 64bit (10,500円~)
合計 49,125円
3.Tsukumo LM3J-B31/N (33,980円)をベースに組んだ場合
CPU:Intel Core i3-2100
メモリ:4GB (+1,050円)
マザーボード:MSI H61M-E33
ハードディスク:500GB
光学ドライブ:LG GH24NS70
グラフィック:オンボード または MSI R5450-MD512D3H LP ECO (3,810円~)
サウンド:オンボード
ネットワーク:オンボード
電源ユニット:355W
ケース:ミドルタワー
OS:Microsoft Windows 7 Home Edition 64bit (10,500円~)
合計 45,530円
4.サイコム VX2100H67B3 (45,800円)をベースに組んだ場合
CPU:Intel Core i3-2100 (+4,000円)
メモリ:4GB (+1,960円)
マザーボード:ASRock H67M-GE
ハードディスク:HGST HDS721050CLA362 500GB (+1,540円)
光学ドライブ:LG GH24NS70
グラフィック:オンボード または GeForce 210 512MB(+3,660円)
サウンド:オンボード
ネットワーク:オンボード
電源ユニット:450W
ケース:Inwin IW-Z624
OS:Microsoft Windows 7 Home Edition 64bit (10,500円~)
合計 63,800円
5.クレバリー SRH61e-11FB (49,800円)をベースに組んだ場合
CPU:Intel Core i3-2100
メモリ:4GB
マザーボード:ASUS P8H61-M PRO REV 3.0
ハードディスク:500GB
光学ドライブ:DVD スーパーマルチ
グラフィック:オンボード または MSI R5450-MD512D3H LP ECO (3,810円~)
サウンド:オンボード
ネットワーク:オンボード
電源ユニット:Huntkey 風音450 (+1000円)
ケース:Clevery CB-CA04M-BKII
OS:Microsoft Windows 7 Home Edition 64bit
合計 50,800円
6.Lenovo ThinkCentre M81 Tower (39,980円)をベースに組んだ場合 【参考】
CPU:Intel Core i3-2100
メモリ:4GB
マザーボード:メーカーオリジナル
ハードディスク:320GB
光学ドライブ:DVD スーパーマルチ
グラフィック:オンボード または MSI R5450-MD512D3H LP ECO (3,810円~)
サウンド:オンボード
ネットワーク:オンボード
電源ユニット:不明
ケース:ミニタワー
OS:Microsoft Windows 7 Home Edition 32bit
合計 39,980円
傾向としては、同じスペックでも安い物ほど、品質に問題を抱えている。
良いものか否かを見分ける方法としては、CPU・メモリ・HDD・グラフィックなど目に付きやすいところを見るのではなく、マザーボード・電源ユニット・ケースなど目に付きにくい部分を見てみると判断できる。
大手の有名なショップブランドの場合、大量仕入れによって安く提供できる部分もあるが、基本的に安物は目に見えない部分で上手にコストダウンしている。
例えば、使用しているマザーボード・HDD・ビデオカード・電源ユニットのメーカーが評判の良くないものやマイナーな製品(単にマイナーだからといって、性能や品質が悪いとは一概に言えない)であったり、載っているパーツの性能自体が低かったり、現行品よりも1~2世代前のものだったり…。
また、追加するときにパーツやOS代が市販されている価格よりもだいぶ高い場合もある。よって、安いのには必ず理由がある。
ショップブランドPCでは、これまでドスパラで買ったBTOパソコンに載っていたBiostar U8668Dに苦労させられたり(起動してしばらく経つとフリーズしたり、HDD内でデータを移動するにも通常では考えられない時間がかかったりなど)、マウスコンピューターで買ったBTOパソコンに載っていた電源ユニットから焦げた臭いがしたなどの経験がある。
安物を選ぶと、そういった状況に出会う確率も高くなるので、予算に余裕がある時は、変な部分でケチらない方が良いかもしれない。
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