これまで使っていたvan den Hul D-352 HYBRID (VDH-T4)では、ケーブルが太く、Pioneer A-UK3のスピーカー端子にキリギリ刺さっても簡単に取れてしまう状態になっていた。
また、以前から気になっていたChordとIXOSのスピーカーケーブルのどちらかを試してみたいとも思っていた。
初めに検討していたスピーカーケーブルは、Chord CARNIVAL ClassicとIXOS XHS133。
両方とも音楽性が豊かで、安く入手できて、音楽を本当の意味で楽しむには最適な製品である。
どちらもイギリスの有名なオーディオアクセサリーメーカーであり、ケーブルについても定評あるメーカーだ。
余談だが、その他にQEDやBlack Rhodiumなんかも名が知られている。
CHORDは、現在インターコネクトケーブルにCRIMSONをすでに使っているので、今回はIXOSを試してみることにした。
XHS133は、のだやのネット通販にて210円/mで販売されていたのだが、買おうか否かと考えているうちに在庫がなくなってしまい、かつディスコンになってしまった。
そこで、上位モデルのXHS253Wについて調べていたら、ヨドバシカメラのネット通販にてXHS243Wが630円/mで売っているのを見つけた。
253Wと243Wについてそれほど違いがないみたいだったし、価格も手頃だったので、人柱覚悟で5m(そのうち4mを利用)買ってみることにした。
再び余談だが、ヨドバシのテレフォンショッピング利用では、3,000円以上の買い物でないと送料無料にならない。
≪進化した点≫
1.音がエネルギッシュになった
2.クリア感と解像度、スピード感が増した
3.音が全体に広がるようになり、部屋全体に響くようになった
4.細かい音が埋もれなくなり、吐息などもはっきりと伝わるようになった
5.高音域がしっかり出るようになり、音に透明感だけではなく芯も加わった
6.特に弦楽器や金管楽器の音が澄むようになった
7.女性ボーカルの温かみがより感じるようになった
≪後退した点≫
1.とくになし
≪変わらない点≫
1.音楽性が失われていない
2.中音域の美しさと艶やかな音が保たれている
3.低音域の独特の音が引き続き楽しめる(LSF-777)
これまで使っていた2,000円/m(購入価格)から630円/m(購入価格)のスピーカーケーブルに変更したが、良い意味で、見事に裏切られた。
長年不満に思っていた部分がほぼ払拭されてしまった。ワンランク上のスピーカーに生まれ変わったかのようだ。
Kenwood LSF-777を買ってからだいぶ経つが、初めてスピーカー本来の音を楽しめるようになったのかもしれない。
このスピーカーには、まったりよりある程度スピード感があって且つ解像度の高いケーブルが合うようだ。
引越し後の動作確認も兼ねて、2年半前まで使っていたBelden STUDIO 718Mk2を久しぶりに繋いでみた。
XHS243Wを買って手元に来る1~2週間の間使っていたが、音がくすんでしまい、聴いていてもワクワク感が伝わって来なかったので、やはり好みに合わないことを再び実感した。
今回の教訓として、ケーブルの選択ミスによっては、本来の性能を活かしきれず、結果的につまらない音になってしまうことかな。
なお、スピーカー側には、バナナプラグのaudio-technica AT6301を利用している。
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