今回は、オーディオシステムを整える上での総予算が15万円前後であると想定し、プレーヤー、プリメインアンプ、スピーカー(できれば、オーディオアクセサリーを含めて予算内に収めたい)を購入することを前提に、話を進めることにしよう。
1.もし私が組むなら… (ピュアオーディオ編)
・tangent EXEO-CDP (42,800円~)
・tangent EXEO-AMP (58,800円~)
・Dali ZENSOR1 (25,630円~)
CDプレーヤー、プリメインアンプ、スピーカーを全て欧州メーカーで揃えたピュアオーディオシステム構成。
音楽性の豊かなヨーロッパサウンドを楽しむことができる。
構成を組んでから気づいたのだが、両方ともデンマークのオーディオメーカーだ。
※SACDを再生する場合、Pioneer PD-D6MK2 (53,000円~)を選択
2.もし私が組むなら… (PCオーディオ編)
・Apple MC815J/A (52,760円~)
・Javs nano/S (6,300円~) ※DAC
・audio-technica AT5204CS (850円~) ※プラグアダプタ
・tangent EXEO-AMP (58,800円~)
・Dali ZENSOR1 (25,630円~)
3.もし私が組むなら… (ネットワークオーディオ編)
・Pioneer N-30 (29,730円~)
・tangent EXEO-AMP (58,800円~)
・Dali ZENSOR1 (25,630円~)
※別途、NAS (またはUSB端子のあるルータ+外付けHDDなど)とLANケーブルが必要
4.もし私が組むなら… (AppleTV編)
・Apple AppleTV (8,800円~)
・Styleaudio CARAT-TOPAZ Signature (34,800円~) ※DAC
・audio-technica AT5204CS (850円~) ※プラグアダプタ
・tangent EXEO-AMP (58,800円~)
・Dali ZENSOR1 (25,630円~)
※AppleTVをアナログアンプとつなぐ場合、別途DACと光デジタル角型オーディオケーブルが必要
※テレビにつないでAVシステムを構築する場合、別途HDMIケーブルが必要
5.もし私が組むなら… (オーディオアクセサリー編)
・Chord CRIMSON PLUS (9,880円~) ※インターコネクトケーブル
・Chord Carnival Classic (945円/m) ※スピーカーケーブル
・Ortofon PSC1500XG/1.5 (9,600円~) ※電源ケーブル
・Oyaide OCB-1ST (10,180円~) ※電源タップ
※2013年6月16日 修正
・山本音響工芸 QB-2 (780円/4個~) ※インシュレータ
・audio-technica AT6301 (1,200円/4個~) ※バナナプラグ
オーディオ機器が国内メーカーであっても、ケーブルに試聴重視で作られている欧州製品を使用すれば、音楽性を感じられるオーディオシステムを構築できる。
音の硬さが適度に取れるはずだ。
それに、欧州製品なので、日本国内で度々論争になるブラシーボ効果(音質向上の効果はないのに、あると思う現象)とはほぼ無縁。
評論家など他人の意見を鵜呑みにせずに自身で実際に試聴することと、怪しい製品には手を出さないことが重要だと思う。
また、USBケーブル、HDMIケーブル、LANケーブルなどデジタルケーブルは、ブラシーボ効果に近いので、わざわざオーディオ専用品を使う必要はない。
気休め程度にしかならないかな。適度に太めの製品であれば、ノイズや断線には強そうだが…。
6.もし私が組むなら… (PCオーディオ・番外編)
・Onkyo A-5VL (45,420円~) ※DAC兼プリメインアンプ
・Dali ZENSOR1 (25,630円~)
アンプとDACを兼ねたオーディオシステム構成。
個人的に、Burr Brown (BB、バーブラウン)のDACから出てくる音が好みなので、筐体が薄いかつ価格も手頃なA-5VLを選択してみた。
なお、DACには、PCM1796が2つ使われている。
7.もし私が組むなら… (ミニコンポ・番外編)
・Kenwood R-K731 (28,620円~) ※CDプレーヤー兼アンプ
・Dali ZENSOR1 (25,630円~)
ケンウッドのCDレシーバーを利用したオーディオシステム構成。
本体にUSB端子がついているので、パソコンとつないで、PCオーディオシステムとしても使うことができる(USBケーブルは別売り)。
電源ケーブルも、メガネタイプであれば変更可能だ。
※Zonotone 6N2P-3.5Blue MEGANE (17,640円~)など ※電源ケーブル
8.もし私が組むなら… (ZENSOR 1以外のスピーカー・期待編)
・Pioneer S-CN301-LR (29,800円~)
今回、このスピーカーを取り上げた理由は、開発者がEX Seriesを担当した外国人のチーフエンジニア (Andrew Jones氏)であるのはもちろん、音質チューニングだけではなく、ネットワーク回路の開発から製品に深く関わっているからだ。
公式ページの画像を見る限り、使われているスピーカーユニット、空芯コイルなどの良質なパーツを奢っていること、シンプルな回路設計など、大いに音に期待ができる。
欠点は、低能率なところ (81dB)。
余談だが、今使っているLSF-777よりも3dB低い。
S-CN301-LRは、おそらくZENSOR 1の強力な対抗馬になると思う。
特に、リアルウッド塗装仕上げは、質感を重視している方にとって、製品を選ぶ上でのポイントになるはずだ(ZENSOR 1は木目調の塩化ビニールシート仕上げ)。
余談だが、パイオニアが1990年代前半に発売したUKシリーズのような、機能がシンプルかつサウンドから欧州の香りがするプリメインアンプを再び発売するならば、喜んで買うんだけどな…。
日本で再度ヨーロピアンサウンドが流行って欲しい。
コメント