Blu-rayプレーヤーであるSony BDP-S6500を、CDプレーヤーとして評価してみたいと思う。
関連記事:初めてのブルーレイプレーヤー、Sony BDP-S6500を購入した
最近のBlu-rayプレーヤーは、量産効果もあり、CDプレーヤーとしても優秀だ。
BDP-S6500の場合、レビューでは70,000円のCDプレーヤーと同等の評価もされている。
BDP-S6500には、コストカットのためにRCAアナログオーディオ端子がついていない。
※液晶画面もないので、電源のON/OFFとトレーの開閉以外の操作はリモコンとなる
初めは、DACを使っての同軸デジタルオーディオ端子による接続を考えていた。
ただ、上記の方法だと、Blu-rayプレーヤーのコピーガード機構のためにダウンコンバート(48kHz/16bit)されてしまう。
しかしながら、HDMI端子からの音声出力であれば、同軸デジタルオーディオ端子のようにダウンコンバートされない。
そこで、HDMIデジタルオーディオ分離器を使うことにした。
接続は、Blu-rayプレーヤー → HDMIケーブル(IN) → HDMIデジタルオーディオ分離器 → インターコネクトケーブル → プリメインアンプ → スピーカー の順。
私の場合、Sony BDP-S6500 → Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル 0.9m → AGPtek HDMIデジタルオーディオ分離器 → Mogami NEGLEX 2534 1.0m → EMF Sequel 2 → quadral RHODIUM 20 の順となっている。
Gracenoteによって、曲名、アーティスト、ジャケットの画像が表示される。
CDの音楽が流れる前から気分をウキウキさせられる。
さらに、CDだけではなく、SACDも再生できる。
※残念ながら、現時点でSACDは1枚も持っていない
BDP-S6500のサウンドの特徴としては、一言でいえば、ソニーらしい。
透明感があり、これといった癖もないのでとても聴きやすい。
楽器それぞれの音もしっかりと聴き取れるので、分解能はなかなか良い。ボーカルの吐息も伝わって来る。
ピュアオーディオのCDプレーヤーとして十分使える性能を有している上に、筐体がコンパクトな点もなお良い。
トランスポートとしての使い方になるので、組み合せるDACによって音が左右される。
今回の場合、AGPtek HDMIデジタルオーディオ分離器のDACが音の傾向を決めている。
欠点としては、BDP-S6500本体に液晶画面の表示がないので、CDプレーヤーのように本体単独でCDを再生できない。
※TV SideViewのプレーヤープラグイン(600円)を使えば、iOSやAndroidのスマートフォンやタブレットからも操作が可能 テレビ画面を表示しないで操作することはできない
それと、上記でも記したように、BDP-S6500にはRCAアナログオーディオ端子がない。
アナログオーディオ入力しかないアンプに接続する場合、オーディオ出力のあるHDMIスプリッタ―(分配器)かHDMIデジタルオーディオ分離器が必要になる。
CDプレーヤーとして使う場合、BDP-S6500ではなく下位モデルのSony BDP-S1500で十分。
ただ、SACDも再生させたい場合は、SACDに対応しているBDP-S6500を選ぶことになる。
個人的には、BDP-S1500との性能や価格差を考えると、BDP-S6500の方がコストパフォーマンスは高いように感じる。
コメント
こんにちは。
Sony BDP-S6500は、古典的なオーディオ・システムの中では、「プレーヤー」というより、ディスクを読み取ってデジタル信号を出力する、トランスポートという感じです。
どういう形でアナログ・オンリーの Sequel 2につないでおられるのかな、と思っていたのですが、こちらでわかりました。
この接続ですと、デジタル信号をアナログに変換するという、DAC機能 ― きわめて重要な ― を担っているのは、「AGPtek HDMIデジタルオーディオ分離器」ということになりますね。
そうなると必然的に、このシステムでの音質評価の85%くらいは、この「AGPtek HDMIデジタルオーディオ分離器」の音質評価になってきます…(あれ? 誤解していますかな;;)。
「AGPtek HDMIデジタルオーディオ分離器」は、今ググったところ、4,000円前後の中国製のようですが、SPDIFデジタル出力もあるようなので、このあとにより高品位なDACをつなぐという拡張的楽しみもありなのかな、と思った次第です。
へうたむさん、こんばんは。
いつも訪問ありがとうございます。
はい、AGPtek HDMIデジタルオーディオ分離器の音質評価になってしまいますね。
高品位なDACと言えば、Marantz PM6005でも使われている、CS4398の載った
North Flat Japan DAC-X6Jが気になります。
CS4344の載っている、下位モデルのDAC-X5Jの方が手頃ですが…。
DAC-X6J、DAC-X5JともにOPアンプ交換が可能な点も魅力的ですね♪