PCIバス(拡張カード接続仕様)が載っていて、かつ現在入手できる2万円以内のマザーボードは、先日の記事で紹介したASUStek Pro H510M-C/CSM以外に、Gigabyte B660M D3H DDR4が存在する。
Intel第10世代 (Comet Lake-S) | Intel第12世代 (Alder Lake-S) | |
マザーボード | ASUStek Pro H510M-C/CSM (H510/LGA1200) 11,699円 | Gigabyte B660M D3H DDR4 (B660/LGA1700) 18,700円 |
CPU | Intel Core i3-10105 (3.70GHz/6MB/2666MHz) 13,979円 | Intel Core i3-12100 (3.30GHz/18MB/3200MHz) 16,780円 |
CPUクーラー | ー | Scythe 虎徹 MarkII Rev.B SCKTT-2100 3,980円 |
メモリ | crucial CT2K8G4DFRA266 (DDR4/PC4-21300/8GB x2) 6,980円 | crucial CT2K8G4DFS832A (DDR4/PC4-25600/8GB x2) 7,381円 |
グラフィック | Intel UHD Graphics 630 | Intel UHD Graphics 730 |
追加パーツ | ー | プラスチックワッシャー M4 (ポリカーボネート製) 617円 |
ツール | ー | Vessel 5400TX (TORX T20H×120mm) 530円 |
合計 | 32,658円 | 48,809円 |
セット割引 | ー | 47,609円 (-1,200円) |
Intel第10世代と第12世代の構成を比較したところ、第10世代を選択した場合、マザーボードが7,001円、CPUが2,801円、メモリが401円、合計16,211円(セット価格 15,011円)割安だ。
Intel Core i3-10105とCore i3-12100を比較した性能差は、Pass Markだと8,784 / 14,497、CINEBENCH R20だとシングルスコア(457 / 640)、マルチコア(2,332 / 3,202)。
その他の自作パソコンで使用しているIntel Core i7-4770 (Haswell)は、Pass Markだと9751、CINEBENCH R20だとシングルスコア354 / マルチコア1,344であり、Core i3-10105だとCore i7-4770のPass Markの性能には一歩及ばないが、CINEBENCH R20の性能ではマルチスコアで大差をつけている。
現在載っているIntel Celeron G1610 (Ivy Bridge)は、Pass Markだと2,453、CINEBENCH R15だとシングルコア89 / マルチコア170であり、Core i3-10105のCINEBENCH R15がシングルコア184 / マルチコア898(Pass markは8,784)からすれば、一世代前のCore i3-10105で必要十分な性能だ。
※参考までに、Intel Core i7-4770のCINEBENCH R15はシングルコア139 / マルチコア685。
なお、LGA1700は、銅製ヒートスプレッダがソケットのリテンション圧で曲がって冷却性能が低下する問題を抱えていて、マザーボード上の固定ネジ穴にポリカーボネート製等のワッシャ(M4)を載せれば解決できるが、Intelが改造は保証の対象外であるということが判明したので、導入を躊躇してしまう。
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