オーディオPCが組みあがったら、次はOS(オペレーティングシステム)の選定になる。
Mac miniやMacBookであればMac OS X、市販のメーカー製パソコンであればWindowsがプリインストールされている。
しかし、自身で組み立てる自作パソコンだと、パソコンショップで売られている一部のキットを除いてOSはインストールされていないので、もちろんIntel NUCにもOSは入っていない。
そこで、WindowsかLinuxのいずれかをインストールすることになるが、予算に余裕があれば有料のWindows、逆に予算に余裕がなければ無料のLinuxという選び方が無難と思われる。
Windowsの場合、Windows 10またはWindows 8.1から選ぶことになる。
※Windows 7には、USB3.0ドライバが含まれていないのでオススメしない
Linuxの場合、Debian系(Linux MintやUbuntuなど)、Red Hat系(CentOSやFedoraなど)、独立系(Arch LinuxやGentoo Linuxなど)などのディストリビューション(簡単に言えばパッケージ管理システム)がある。
オーディオに力を入れているディストリビューションは、Audiophile Linux(Arch Linuxベース)、Kona Linux jack(Debianベース)、Ubuntu Studio(Ubuntuベース)などがある。
※リアルタイムカーネルやローレイテンシーカーネルに対応したディストリビューション
今回は、その中からKona Linux jackを選ぶことにする。
関連記事:INTEL NUCで構築するコンパクトな省エネオーディオシステム
Kona Linux jack
※Kona Linux 3.0をインストールすることを想定
ダウンロード
Index of /Linux/simosnet-livecd にアクセスする
ディストリビューションの一覧から【konalinux/】をクリックする
Kona Linuxの一覧から【konalinux-n.n-jack.iso】をクリックする
例.【konalinux-n.n-jack_i386】32ビット、【konalinux-n.n-jack_x86_64】64ビット
ftp.riken.go.jp から konalinux-n.n-jack_.iso を開くか、または保存しますか?
【保存】をクリックする
konalinux-n.n-jack_.iso のダウンロードが完了しました。
【×】をクリックする
ライティング
空のCD-RまたはDVD-Rを1枚か、USBメモリーまたはMicroSDカードを1つ準備する
BD-RやDVD-Rなどディスクメディアに書き込むときは、以下の記事を参照。
関連記事:Win10のISOファイルからインストール用DVD-Rを作成する方法
USBメモリやMicroSDカードなどメモリーカードに書き込むときは、以下の記事を参照。
関連記事:Win10のISOファイルからインストール用USBメモリの作成方法
インストール
起動時のメーカーロゴ(パソコンやマザーボードなど)が表示されている間に…
キーボードの[F8]キーを連続で何回か押す([F10]キー、[F12]キー、[Delete]キーの場合もある)
※下の方に指示があれば、キーボードの[該当する]キーを連続で何回か押す
BOOT MENUが立ち上がる
キーボードの[↓]キーで、【起動したいデバイス】を選択する
キーボードの[Enter]キーを押す
Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key_
または
Press any key to boot from CD……
キーボードの[Enter]を押す
※上記の文章が表示されずに、次のGRUB loaderの選択画面に進んでしまうこともある
Konalinux Live CD
【Live】
キーボードの[Enter]を押す
※LiveCD起動
デスクトップ上にある、【Konalinuxのインストール】をダブルクリックする
これはライブインストーラーです
ハードディスクにシステムをインストールします
続けますか?
【Yes】をクリックする
生成するロケールの選択:
【ja_JP.UTF-8 UTF-8】
【進む】をクリックする
システム標準の環境変数として設定するデフォルトロケール:
【ja_JP.UTF-8】
【進む】をクリックする
キーマップ処理のポリシー:
【キーマップをいじらない】
【進む】をクリックする
キーボードモデル:
【標準105キー(国際)PC】
【進む】をクリックする
キーボードのレイアウト:
【日本語】を選択する
【進む】をクリックする
AltGrとして機能させるキー:
【キーボード配置のデフォルト】を選択する
コンポーズキー:
【コンポーズキーなし】を選択する
【■】Xサーバを強制終了するのにControl+Alt+Backspaceを使いますか?
【進む】をクリックする
OKをクリックすると続行します
【OK】をクリックする
パーティションのドライブを選択してください
【sda】を選択する
【OK】をクリックする
【パーティション】>【削除】
この作業は「ディスク /dev/sda上の全データを削除」します
【適用】をクリックする
【パーティション】>【New】
新規パーティションの作成
新しいサイズ:【パソコンに搭載しているメモリー容量による】
例.2GB (2048MB)、4GB (4096MB)、8GB (8192MB)、16GB (16,384MB)
種類:【基本パーティション】
ファイルシステム:【linux-swap】
【追加】をクリックする
【パーティション】>【New】
新規パーティションの作成
種類:【基本パーティション】
ファイルシステム:【ext4】
【追加】をクリックする
【編集】>【保留中の全ての操作を適用する】
本当に保留中の操作を適用してもよろしいですか?
【適用】をクリックする
全ての操作が無事完了しました
【閉じる】をクリックする
【×】をクリックする
使用するスワップパーティションを選択してください
【sda1】を選択する
【OK】をクリックする
Rootシステムをインストールするパーティションを選択してください
【sda2】を選択する
【OK】をクリックする
ルートパーティションのファイルシステムを選択してください
【ext4】を選択する
【OK】をクリックする
/homeをインストールするパーティションを選択してください
【root】を選択する
【OK】をクリックする
あなたの情報を入力してください
ルートのパスワード: ※suコマンドを使用する時のパスワード
ルートのパスワード再入力:
新ユーザーの名前:
新ユーザー名(ID):
新ユーザーのパスワード: ※sudoコマンドを使用する時のパスワード
新ユーザーのパスワード再入力:
ホスト名:
例.ホスト名は、ローカル環境であれば【コンピュータ名】、グローバル環境であれば【ドメイン名】を入力
【OK】をクリックする
grubのインストール先を選択してください
【sda】を選択する
【OK】をクリックする
システムクロックを現在のローカルタイムに設定しますか?
【Yes】をクリックする
タイムゾーンを選択してください
【Asia/Tokyo】を選択する
【OK】をクリックする
以下の情報でいいかどうか確認してください
続けますか?
【Yes】をクリックする
インストールが完了しました
作業を終了しシステムをリブートしますか?
【Yes】をクリックする
※OSの再起動
ログイン画面
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