先日のブログでも書いたが、現在私が使っているスピーカーは、Kenwood K’s SeriesのLSF-777である。
当時、秋葉原のダイナミックオーディオにて中古で買ったが、それからもうかれこれ7年ほど経つ。
スピーカーを買い替えようかと思った時もあったが、未だにメインスピーカーとして音楽を楽しませている。
使いこなしとしては、きちんと鳴らそうと思えばお金がかかる。
現在、Yahoo! オークションや中古ショップでは、2~3万円で売られている。
余談だが、中古で購入するときは、ツイータが凹んでいないかチェックした方が良いかもしれない。
単に買ってポン置きしただけでは、性能を半分も発揮してくれない。
サランネットをつけて音楽を鳴らすと音が篭ってしまうので、埃や傷をそれほど気にしないのであれば、外して音楽を楽しむことをオススメする。
ただし、ケーブル類やインシュレータ、電源タップなど環境をきちんとセッティングしてあげれば、現在私が愛用しているPioneer A-UK3というローコストなアンプでも十分楽しむことができる。
特徴は、クラシック、ジャズからポップ、ロックまで多くのジャンルの音楽を楽しむことができる。
素直な性格ゆえ、録音の良し悪しもそのまま表現する。
高音域は繊細で、中音域はフラットに近く、低音域はこのサイズのものとしてはしっかり出ている。
ウォーム系ではあるが、艶は少ない。
Bowers & Wilkins (B&W)ほどではないが、クールでこれといった特徴がないと評し、『面白くない』と思う方も中にはいる。
見た目もよく、特にエンクロージャーがウォールナットの突き板仕上げによる見た目の良さ、適度な重さによるどっしりとした感じは気に入っている。
所有感を満たしてくれるスピーカーだと思う。
先日、Belden STUDIO 718 MK2から替えたvan den Hul VDH-T4では、スピーカー本来の性能を引き出すことができた。
LSF-777にvan den Hulを使っていること自体がかなり珍しいかもしれないが…。
今後は、さらに音を向上させるため、インターコネクトケーブルを現在のAudioquestAlpha-Snakeから上位のケーブルにグレードアップしようと思っている。
LSF-777の基礎知識
1996年にハイコンポ K’sのコンポーネントの1つとして発売された。定価は90000円(ペア)。箱はウォールナットの突き板仕上げで、防磁設計。高音域の2.8cmドーム型と低音域の15cmコーン型からなる。
インピーダンス:6Ω、出力音圧レベル:84db、最大入力:60w、重量:8.7kg。当時、オーディオ評論家の故長岡鉄男氏が「低能率の傑作」とほめていた。
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